歯科のEMSエアフロー|歯の汚れや着色をすっきり落とすクリーニング

朝しっかり歯磨きをしているのに、歯の表面のくすみや着色が気になることはありませんか。
また、「なんとなく口臭が気になる」「マスクを外したときに不安になる」と感じることがある方もいらっしゃるかもしれません。
お口の中には、目に見えない細菌の膜(バイオフィルム)が常に形成されており、これがたまることで、歯の汚れや着色だけでなく口臭の原因になることがあります。
毎日の歯磨きはとても大切ですが、セルフケアだけでは取りきれない汚れも少なくありません。
こうした汚れが気になる場合は、むし歯や歯周病のリスクに関わることもあるため、必要に応じて歯科で専門的なクリーニングを受けていただくことをおすすめします。
そこで今回は、歯科で行うクリーニングの中でも注目されている歯面清掃装置「EMSエアフロー」について、歯の汚れや口臭との関係も含めてわかりやすく解説いたします。

元山 裕太郎 院長
経歴
筑波大学附属高等学校 卒業
国立 東京医科歯科大学歯学部歯学科 卒業
東京医科歯科大学 歯学部附属病院 研修医 勤務
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 う蝕制御学分野 所属
(東京医科歯科大学 歯学部附属病院 むし歯外来) 勤務
医療法人悠和会 麻布十番歯科オーラルケア 勤務
つづき歯科クリニックたまプラーザ(訪問歯科診療部) 勤務
医療法人高歯会 東歯科医院 勤務
医療法人誠慎会 峯歯科広尾商店街 勤務
現在に至る
医院名:都立大学ブラン歯科クリニック
所在地: 〒 152-0032
東京都目黒区平町1丁目25-14 右山ビル1F
EMSエアフローは歯の汚れや着色を効率よく取り除くクリーニングです

まずは、「EMSエアフロー」がどのようなクリーニングなのかをご紹介します。
EMSエアフローとは
EMSエアフローは、水・空気・微細なパウダーをジェット噴射することで、歯の表面の汚れを除去する歯科用のクリーニング機器です。
従来のように器具でこすり落とすのではなく、やさしい力で歯面を清掃できることが特徴です。
歯の表面だけでなく、「歯と歯のすき間」や「歯と歯ぐきの境目」といった細かな部分にもアプローチしやすくなっています。
特に重要なのが、細菌のかたまりであるバイオフィルムの除去です。
バイオフィルムは粘着性があり、歯ブラシだけでは落としにくい性質があります。
参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~|プラーク / 歯垢(ぷらーく) >
このバイオフィルムは、むし歯や歯周病だけでなく、口臭の原因にも関係するといわれています。
そのため、効率よく取り除くことは、お口全体の環境を整えることにつながります。
EMSエアフローで落とせる歯の汚れ
EMSエアフローは、さまざまな種類の汚れに対応できるクリーニングです。
どのような汚れが対象になるのかを見ていきましょう。
着色汚れ(ステイン)
コーヒーや紅茶、ワイン、タバコなどによる着色汚れは、歯ブラシでは落としきれないことがあります。
EMSエアフローでは、こうした歯の表面に付着した着色をやさしく取り除き、自然な明るさへと導きます。
バイオフィルム(細菌の膜)
歯の表面に付着する細菌の膜は、時間の経過とともに厚みを増し、むし歯や歯周病の原因になります。
また、細菌が発生させる物質は、口臭の一因になることもあります。
EMSエアフローは、このバイオフィルムを効率よく除去することで、予防ケアとして重要な役割を果たします。
歯と歯のすき間の汚れ
「歯と歯の間」や「歯ぐきとの境目」は、汚れが残りやすい部分です。
歯ブラシだけの歯磨きでは約60%まで、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると85%まで汚れを除去できるとされていますが、セルフケアではどうしても磨き残しが生じてしまいます。
そんなときもEMSエアフローによるクリーニングなら、微細なパウダーを噴射することで、歯ブラシや清掃補助アイテムでも届かない細かな部分にもアプローチしやすく、すみずみまで清掃しやすいのが特徴です。
参照:神奈川県「今日から始めるすき間ケア~毎日のむし歯・歯周病対策~」 >
従来のクリーニングとの違い
歯科医院で行うクリーニングにはさまざまな方法があり、代表的なものがPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)です。
PMTCでは、専用の器具や機械、フッ化物配合の研磨剤を用いて、歯垢や歯石、着色汚れを取り除き、歯の表面をなめらかに整えます。
これにより、汚れが再び付きにくい状態をつくり、むし歯や歯周病の予防につなげます。
参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~|PMTC(歯石除去・歯面清掃) >
その中で、EMSエアフローは従来の方法とは異なるアプローチで汚れを除去するクリーニングです。
こすらずに汚れを落とすクリーニング
従来のクリーニングでは、ブラシやラバーカップなどで歯の表面を磨く方法が一般的です。
一方、EMSエアフローは微細なパウダーをジェット水流で噴射して汚れを落とすため、 歯の表面への負担を抑えながら清掃できるという特徴があります。
細かい部分まで清掃しやすい
「歯と歯の間」や「歯ぐきとの境目」など、器具が届きにくい部分にもアプローチしやすい点が特徴です。
そのため、広い範囲を効率よく清掃できることが期待されています。
効率的な予防・クリーニングにつながる
EMSエアフローは、バイオフィルムや着色汚れを短時間で効率よく除去できるため、日々の歯磨きでは落としきれない汚れへの対策として有効です。
さらに、歯の表面をなめらかに整えることで汚れの再付着を防ぎ、セルフケアの効果を高めることにもつながります。
処置時間が比較的短く、刺激も少ないため継続しやすく、定期的な予防・クリーニングとして取り入れやすい方法の一つです。
EMSエアフローが向いている方
ここまでご紹介した特徴から、EMSエアフローはさまざまな方に適したクリーニングといえます。
特にどのような方に向いているのかを見ていきましょう。
こんな方におすすめです
▪ 歯の着色が気になる方
▪ コーヒーやお茶を日常的に飲む方
▪ タバコによるヤニ汚れが気になる方
▪ 口臭が気になる方
▪ 矯正装置や修復物が入っている方
▪ 歯周病予防を意識したい方
これらに当てはまる方は、セルフケアだけでは落としきれない汚れが蓄積している場合もあります。
特に口臭については、細菌の増殖やバイオフィルムの蓄積が関係することもあるため、定期的な清掃によってお口の環境を整えることが大切です。
EMSエアフローの施術の流れ
初めての方でもイメージしやすいように、一般的な施術の流れをご紹介いたします。
1.お口の状態の確認
まずは歯や歯ぐきの状態を確認し、汚れの付着状況や歯周組織の状態をチェックします。
必要に応じて、どの部分に重点的なケアが必要かを判断いたします。
2.EMSエアフローによる清掃
専用の機器を使用し、水・空気・パウダーを噴射しながら歯の表面を清掃いたします。
歯の状態に応じて、歯面だけでなく「歯と歯のすき間」や「歯ぐきとの境目」にも丁寧にアプローチしてまいります。
やさしい噴射による清掃のため、負担を抑えたケアが可能です。
3.仕上げと確認・セルフケアのアドバイス
清掃後は取り残しがないかを確認し、必要に応じて仕上げを行います。
また、日常の歯磨きや補助清掃用具の使い方など、お口の状態に合わせたセルフケアのポイントについてもお伝えいたします。
定期的なクリーニングが歯周病予防につながります
EMSエアフローによるクリーニングは、1回の施術でもお口の中をすっきり整えることが可能です。
ただし、その状態を維持するためには継続的なケアが欠かせません。
なぜ定期的なケアが必要なのか
お口の中の細菌は、時間の経過とともに再び増殖し、バイオフィルムを形成します。
このバイオフィルムは、むし歯や歯周病の原因になるため、定期的に取り除くことが重要です。
参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~|むし歯の予防法(総論) >
歯周病の予防としての重要性
歯周病は、歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支える骨にまで影響を及ぼすことがあります。
初期の段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうこともあるのが特徴です。
また、歯周病は口臭の原因の一つとしても知られています。
口臭予防のためにも、毎日のセルフケアに加えて、歯科での予防・クリーニングを取り入れることが大切です。
歯の汚れと口臭は歯科の専門的なクリーニングで整えましょう
歯の着色や汚れ、そして口臭は、お口の中の環境の変化を示すサインの一つです。
歯面清掃装置「EMSエアフロー」は、バイオフィルムや着色汚れを効率よく除去し、お口の中をすっきりと整えるクリーニング方法です。
日々の歯磨きでは落としきれない汚れにアプローチできる点も特徴です。
セルフケアと歯科での専門的なケアを組み合わせることで、むし歯や歯周病の予防だけでなく、口臭対策にもつながります。
気になる症状がある場合は、自己判断で対処せず、お口の状態に合わせたケアについて歯科で相談してみましょう。




